王子ホールでロマン・シモヴィッチとアンドレイ・ググニンのコンサート。
演目はストラヴィンスキーのイタリア組曲、ベートーヴェンのクロイツェルにシュトラウスのヴァイオリン・ソナタ。
6月にも思ったけれどググニンは上手くて、脳に快感をもたらす弱音が素晴らしい。もっと聴きたくなる。
モンテネグロ出身でモス音卒業というシモヴィッチさんは、アンコール曲のショスタコーヴィチで”中の人”が現れたようでわくわくした。
帰り道には、もうひとつのアンコール曲ヨセフ・スークの他の曲をもっと聴きたくなったり。
とはいえ翌朝目覚めると頭の中でかかっているのは結局クロイツェル・ソナタ。
文字があらかたデータになってしまった今、結局口ずさめる音楽が一番長い時間を生き続けそうです。