製作中から仕上がりが楽しみだったピアス。ようやく完成です。
ふつうは縦に使うであろうパールを横向きにデザインしてみたら、とてもチャーミングになりました。耳たぶのすぐ下でコンパクトにおさまるのに、存在感のあるジュエリーです。
てりのよい、どこから見ても美しい淡水真珠のケシを使っています。
ユニークな形であればあるほどペア組みは大変なので、既に仲良くふたつ一組になったこういうのは、迷いなくいただくことにしています。
蒔絵部分は純金と純銀と漆、アクセントに小さなダイヤモンド。シンプルです。
シンプルな素材から無限の表現ができるのは、平安期以降1000年以上、日本のたくさんのアルチザンが自分のものにしてきた技術によるもの。そして何より、彼らと同じ時代を生きた愛好家の存在とアルチザン自身のメタモルフォーゼなくして技術の継承はありません。
条件整って、このユニークな技法が現代の日本に生きていることが、素晴らしい。だから素直に楽しみます。
さて今日の東京はからりと良いお天気。
皆さま素敵な週末をお過ごしください。
★5月16日(木)~18日(土) 神戸国際宝飾展IJK2024 / exhibition for buyers <B6-50>★