ロイヤル・オペラ・ハウスのシネマで『シンデレラ』を見てきました。
これ以上の何かがあると思えないほどに素晴らしかったマリアネラ・ヌニェス。
かなり前、インタビューに答え「憧れのバレリーナはウリヤーナ・ロパートキナ」と話していてその時はちょっと意外に感じたものの、今ならロパートキナと同じく100点を通過点とする高みを目指しているのだと納得します。
新演出という話題とともに10年ぶりとなるアシュトン振付作品。
衣装や舞台といった美術要素以外にはあまり手が入っておらず(多分)、単純に笑って(ルカくんがいい!)見とれて(ハミルトンがいい!)じんわりくる、上質なエンターテイメントとして楽しめる作品でした。
オーケストラのプロコフィエフもすこぶる良くて、カーテンコールでは熱い拍手を受けていました。良い音楽でバレエを見るのは至福のときです。
写真はヌニェスのイメージにぴったり、と昨日路上で立ち止まって撮ったクチナシ。
気がつけばあと数日で夏至です。