今回の旅の目的のひとつは2015年オープンの故宮南院。
滞在していた台北から高鉄で1時間あまり、嘉義県のサトウキビ畑に突如現れるモダンな建造物です。
中はこんなふう。
ここではいくつかの企画展示が並行して行われており、今回は企画展で元朝から清朝までの有線七宝や陶磁器、常設展でアジア各地の仏陀像などを見ました。
こういった機会に、絞ったテーマでまとまった数の文物を見るのはとても勉強になります。
装身具てんこ盛りの菩薩像は、中世の時代、今の雲南のあたりにあった大理国のもの。
「大理石」の名の由来にもなるこの土地は石材に恵まれていただけでなく、アジア有数の銀の産出地だったそう。雲南少数民族のアイコンのような大量の銀の装身具はここが原点だったのか、とひとり納得。
そして新年ということで、兎をテーマに収蔵品からセレクトされたものも展示されていました。
たとえばこれは元朝の絵画で、秋の子どもたちを描いたものらしいです。
稚児たちも兎も、かわいいかわいい。
街にも新年のおめでたい雰囲気がそこここに。
文字の宝船。
縁起のよい文字、いくつ見つかりますか?
ファーマーズマーケットではこんなのも。
柑橘は縁起がよい文字と発音が似ているらしく、春節の頃に中華圏でよく見かけますね。
今回は時期的に春節準備のまっ最中、街なかでは金柑の鉢植えを載せて疾走するトラックもよく見かけました。
1月も半ばになりますがもう一度。 今年も一年、幸せに暮らせますように。
★★★次回のポップアップイベント★★★
1月25日(水)~1月31日(火) 銀座松屋1Fアクセサリー プロモーションスペース
※オーダーのご相談はデザイナー在店時(各日16時まで、最終日のみ13時以降)にご来店いただくとスムーズです。
ぜひご予定ください。お待ちしております!