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ROHシネマのマイヤリング

英国ロイヤル・オペラ・ハウスのシネマ上映で、10月5日公演のマイヤリングを見てきました。

10月末にはパリで2回公演を見て、帰国してからスティーブン・マックレーとサラ・ラムの映像でおさらいしたので、今年4つめのマイヤリングになります。

日本橋のTOHOシネマズでは上映予定が1日1回、しかも1週間だけというやる気のなさ!

ところが上映が始まると予約状況が日に日に過熱し途中から1日2回上映に。

そんなわけで、相当良いのだろうと覚悟(笑)して臨みました。

ルドルフは一度見てみたかった平野さん。マリー・ヴェッツエラはオシポワ。

平野さんは素晴らしかった。そしてオシポワのマリーは、ルドルフのそれと張り合うだけの狂気と哀しみを膨らませながら終幕へ進んでゆく、今までに見た中で一番腑に落ちるマリーでした。

今回平野さんのコーチを務めたエドワード・ワトソンの「舞台では再現するのではなく、その場で何かが起こらなければ」という言葉には説得力があります。

圧巻の最後のパ・ド・ドゥは、ふたりのダンサーの放つ何かが心に響いてきて涙が止まらなくなりました。

こういうドラマ性のある演目は、カメラワークが手伝ってくれるシネマ鑑賞もいいですね。いい時間を過ごしました。

上映は22日木曜日まで。座席は順調に埋まっているようですのでお早めに。