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ボテロ展へ

フクシャピンクやエメラルドグリーンなど鮮やかな色が心地よくバランスする大きな絵画に囲まれ、楽しい空間でした。

ボテロ的でないものがどのくらい混じっているか興味があったのですが、よく考えてみたらこの展示会は90歳の御本人監修。
果たして、隅から隅までボテロワールドでした。

健康的に生涯ひとつのスタイルを全うするアーティストは稀なイメージがあります。

自分を有名にしたスタイルに首を絞められるように生涯を終えたり、スタイルを変化させつつ著名人として長生きしたり。

20年後くらいに、本人以外の編集による回顧展を見てみたいです。
どのくらい「ボテロ的」でないものが混じるか、あるいは混じらないか。

ともかく今回の展示会は、描かれた人物の身につける宝石にグリーン比率が高かったり(そうコロンビア出身!)、マンドリンの穴のエピソードに納得したり、影響を受けたというルネッサンス黄金期の絵画との関連性を見つけたり、面白い内容でした。
そして混雑具合によるかもしれませんが、出かけた日は全作品撮影可能でした。

ボテロ展は渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで7月3日まで開催中、楽しくておすすめです!