4月3日まで開催中のポンペイ展へ。
前回のポンペイ展もそうでしたが、遺跡からの発掘品を見るほどに人類が豊かになっているのかどうかよく分からなくなってきます。
紀元前に作られた金細工品は、自分がジュエリーの仕事を選んだきっかけになったもの。
今回展示されていた金細工品の中では、人体が陰刻された金のリングがすごかった!
8ミリほどのサイズの人体が彫られているのですが、そのデッサン力に驚愕。
単眼鏡でしつこく眺めてしまいました。
モザイクも大好物です。
これは2018年にギリシャのペラ遺跡で見た紀元前のモザイク。もともとは邸宅の床だったものの今は雨ざらしでちょっと心配になりましたが、素朴と洗練が同居した素敵な光景。
ここから、今回のポンペイ展で見た少々享楽的で高精細・高彩度なモザイク、宗教とシンクロしたビザンチン様式の豪華絢爛なモザイクへ、時代の流れに思いを馳せます。
人体彫刻はどれも素晴らしかったし、3匹の蛇が絡み合った青銅の燭台も素敵だったな。
すべての展示品が撮影可能でしたが、うまく撮れる気がせず結局何も撮らずじまい。
こちらは上野公園で唯一咲いていた桜。春、これからですね。
どうぞ良い週末をお過ごしください。