Fufum<ふふむ>シリーズのピアス。
母貝に抱かれて自由に育った、小さな彫刻のようなケシパールが使われています。
ピアスとして耳に着けたときにどう見えるのか?
はっきりとはイメージしないまま、純金でハイライトを入れた最初のプロトタイプを身に着けてみると、とても感じが良いのです。
やわらかく肌になじみ、自然の小さな造形がほどよく主張するのが気に入って、シリーズ化しました。
このジュエリーの魅力をぴたりと表現してくれる、古語の「ふふむ」と出会ったのはちょうどその頃。
「ふふむ」は「含む」とも書き、花開く前の状態を指しつつ、花開くまでの変化を連想させる言葉です。
現代語訳だと”つぼみのままである”となりますが、開花へ向かってふんわりほどけていく時間を感じます。
Fufum<ふふむ>シリーズは寛ぎの時間をイメージして作りました。
ひとつずつゆっくり試してみて、一緒に過ごしたいと思えるピースを選んでいただければと思います。