まことに都合よく公演日程変更があって、ザハロワ&レーピンの舞台を見に行くことに。
上演時間一時間半で、休憩なし。こういう時期に丁度よいスモールスケール。
考えてみたら、生演奏の舞台は一昨年末のゲルギエフ以来です。(先日の『羅生門』で笙の演奏はありましたが・・・)
レーピンのヴァイオリンに合わせてライモンダを踊るキラキラしたザハロワを見ながら、あぁこれは必要だとしみじみ感じました。
水を飲んで初めて喉の乾きに気づくことがありますが、そんな感じ。
一時間半のあいだに6演目を踊り切るザハロワが、ただただすごい。もちろん衣装やヘアメイクもその度に完璧にチェンジ。
一流のバレエダンサーだからといってこの方の踊るもの全てが好みという訳ではないのですが、このプログラムでは彼女のダンサーとしての魅力とともに、高いプロ意識に感動させられます。
このシリーズの公演に出かけるのは2016年の初公演以来の2度め。
その時に一番良かったと思った『Revelation』は今回も良く、初回にはなかったビゴンゼッティの『カラヴァッジョ』がまたとても良くて、いつか全部見たいと思いました。
最後のシメ『Les Lutins』も冒頭のレーピンとロブーヒンの掛け合いが時流を取り入れてアップデートされていて、漫才風味で面白かった!
本拠地のボリショイ劇場が夏休み中だからとはいえ、ザハロワと踊る男性ダンサー陣がかなりの豪華メンバー。
この困難の中、公演を実現させてくれた方々すべてに感謝です。