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天然石の帯留め

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アテナリでは天然石の魅力をそのまま活かした和装用の装身具を製作しています。

銀座もとじさんでコモノ展の在廊中、天然石と着物との相性の良さに気づいたのがきっかけです。
特に手織りの生地はやさしく空気を含んでいて、奥行きのある天然石の輝きと引き立て合うようです。

素材の仕入れ先で多種多様な天然石を見る機会があり、「これはあんな感じの帯に合いそう」「羽織に格好良さそう」と、ひとつふたつ仕入れて帯留めや羽織紐に仕立てるうちに、ますます楽しくなって数も増え、今に至ります。

只今銀座もとじさんの店舗では30種類ほどの天然石から選んで頂き、帯留めや指輪のオーダーを承っています。6月13日までの期間限定ですので、ぜひこの機会にご覧ください。

偶然に美しく育った鉱物を、人の手で丁寧に研磨加工したルースから、着物のコーディネートに合うものを厳選してご用意しています。

今シーズン、帯留めに仕立てたものから2つご紹介します。

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アフリカから来たジャスパーの、美しい光沢のカボション。

空から原生林を眺めるような、落ち着いたグリーンの色みが魅力です。
色合いはワイルドですが、つるんとしたクールな質感で、バランスの良い佇まい。
夏のあいだは、白い部分を他のアイテムとリンクさせると爽やかになりそうです。
銀座もとじさんのオンラインショップで詳しくご覧いただけます)

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こちらはインドから来たサンストーンです。
灼熱の太陽から開放された、夕暮れのような色合い。
オレンジ色と乳白色が混じり合い、オレンジ色の部分はきらっとした輝きをともなっています。
帯ではないですが同じく暑い処から来たフィリピンのアバカ(芭蕉布)と合わせてみました。
ちなみにサンストーンはムーンストーンと同じ鉱物グループに属し、前者は和名で「日長石」、後者は「月長石」と呼ばれます。
銀座もとじさんのオンラインショップで詳しくご覧いただけます)

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銀座もとじ 夏のコモノ展
2021年6月1日~30日
デザイナー在廊:6月12日(土)・13日(日)
於:銀座もとじ 和織・和染・男のきもの