紳士用羽織紐。
プラチナ箔と漆のコントラストが爽やかな新作です。
プラチナのクールな輝きは現代の街並みによく合い、漆と絹との組み合わせでほどよい温かみと着物との親和性が生まれました。
人類がプラチナを加工できるようになってからの歴史はまだ浅く、日本での本格的なプラチナ利用は明治以降と言われます。
何百年も前に作られた屏風や扇絵の中に黒く変質した銀箔を見かけ、よく「この頃にプラチナ箔があったら」と想像することがあります。
このシリーズは『金碧山水』と名づけました。
金泥をあしらった山水画をあらわすその名前にインスパイアされた、コンテンポラリーな装身具です。
ぜひお手にとってご覧ください。
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銀座もとじ 夏のコモノ展
2021年6月1日~30日
於:銀座もとじ 和織・和染・男のきもの