岡崎市美術館博物館にて「小宇宙の精華 インド宮廷絵画」展を見てきました。
日本画家でインド美術コレクターの、畠中光享氏のコレクションの展示会です。
以前、松濤美術館で畠中光享氏のインド染織品の展覧会(その時の記録)を見ているのですが、会場に細密画も少し展示されていて、「もっと見たいな」と思ったのを記憶しています。
気の利いたミュージアムレストランから展示室へ向かう、大理石の階段。
名古屋から小一時間、山の上に突然現れる立派な美術館でした。
今回わざわざ出かけようと思ったきっかけは、この春に読んだオルハン・パムクの『わたしの名は「紅」』です。
細密画師にたくさん語らせるこの本を読んで、まとまった量の細密画を見たい気分だったころ、この展覧会について知ったのです。
知りたい見たいが満たされて、大満足。
送ってもらった重い図録が届くころ、また続きを書こうかな。