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菊池ビエンナーレ展

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いつも通り人が少なくて快適だった菊池智美術館。
毎回見ている菊池ビエンナーレ展を見に出かけました。

田島正仁さんの紫は、ただならぬ存在感でした。
七色のなかで紫は限(きり)の色。そのことを思い出すような色の美しさに集中できる作品です。
それから、かのうたかおさんのギリギリ感(製作から運搬、展示に至るまですべて)が面白かったです。

展示されていた入賞作品は、火に任せたようなワイルドなものが少なく、細かく手入れされた質感や色あいのニュアンスで勝負する作品が多かったような。
佇まいがソフトで、照明の具合で表情がかなり変わりそうな作品群。
展示準備作業は想像を絶する大変さだと思います。(ちょっと覗いてみたい)

この公募展、応募者はほとんど日本の作家さんですが、海外の作家さんの比率が増えた展示も見てみたいなと思いながら、会場を後にしました。