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『人、神、自然』 展

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アル・サーニコレクション特別展へ出かけました。

カタールの王族アル・サーニ氏のもとへ、世界中から集められた素晴らしい工芸品が並びます。

展示品の多くが紀元前に作られたものです。
一神教が発明される前に広い意味の信仰心が寄せられた対象は、それぞれに全く違う表現ながら、力づよさや求心力という共通点を持ちます。

特に心惹かれたのが、2つセットになった馬のリュトンでした。
刻まれた記号から一緒に製作されたものだそうですが、二頭の馬の佇まいが美しく、ガラスケースの前を文字通り右往左往していろんな角度から眺めました。

他にも金属加工に携わる人なら仰天するような作りのものも、たくさんあります。
会場での撮影は不可ですが、オーラがそのまま記憶に残るような素晴らしいものに出会えて幸せでした。

展示会は上野の東京国立博物館東洋館で2月9日まで。お勧めです。