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真夏のしごと

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いつのまにか立秋もお盆も台風も過ぎていました。

この夏は製作が混んでいて、湿度の加減にかなり気を使っています。

蒔絵は漆が固まるのに時間がかかることを利用する工芸技法。
なので、漆の硬化を急激に進める高温多湿環境はとても具合が悪いです。
昔の人はどうしてたのかしらと思いながら、エアコンをフル稼働させ、温度湿度のセンサーも駆使します。

こちらはあと6時間くらい低湿気味にしてゆっくりと、こちらは思い切り加湿して硬化を早めて、と、まるでシェフみたい。

写真の子たちは皆、遠くへ旅立ちます。
可愛がってもらってね。