真夏のしごと 2019-08-18 by atenari いつのまにか立秋もお盆も台風も過ぎていました。 この夏は製作が混んでいて、湿度の加減にかなり気を使っています。 蒔絵は漆が固まるのに時間がかかることを利用する工芸技法。なので、漆の硬化を急激に進める高温多湿環境はとても具合が悪いです。昔の人はどうしてたのかしらと思いながら、エアコンをフル稼働させ、温度湿度のセンサーも駆使します。 こちらはあと6時間くらい低湿気味にしてゆっくりと、こちらは思い切り加湿して硬化を早めて、と、まるでシェフみたい。 写真の子たちは皆、遠くへ旅立ちます。可愛がってもらってね。 Related posts: モーリス・ユトリロ展 Buon Natale あこがれのヴェネチアン・グラス展 中世の生産革命 投稿ナビゲーション 川本喜八郎 人形展マリアノ・フォルチュニ展