国立科学博物館のビーズ展へ出かけてきました。
この日一番気になったのは写真のタマサイ。アイヌ伝統の首飾りです。
トップ部分は金属製であることが多いのですが、これは漆器(多分、お椀のフタ?)を改造して使っています。珍しい。
ある時期、交易によって得られた和製漆器はアイヌ民族の富の象徴であり、神事に使われることもあったそう。
神聖視するものを身体の真ん中に配置するための装身具をもうひとつ。
これはエクアドルから。
綺麗な鳥の羽根・・・と思ったら、鳥そのものでした。びっくり!
ビーズ、というと手芸材料を連想しがちですが、糸が通る穴をあけて実際に使われているありとあらゆるもの(あらゆる貝に種、魚のウロコに鉄くず、蜂の頭にヒトの歯・・・) が世界中から集まっていて、ビーズ文化の広さ深さが堪能できます。
ビーズ展の後はクリムト展へ。
発見がないわけではなかったけれど、ビッグネームの展示会は混みすぎで、そこで過ごす時間が豊かに感じられないのが不満。
このポスター付近では、どこへ逃げてもユディトに見つかるしくみ。
夜に下からライトアップされていたら、きっと怖い!(でもちょっと見てみたい)