国立新美術館の必見の展示会。
20時まで開館していたG.W.の最終日に出かけてきました。
ムガール様式のエメラルドもダイヤモンドもすごかったですが、一番感動したのは真珠母貝で出来たベルト。
展示されていた衣服と同じ、静かで美しいペルシャ風の佇まいに、ため息が止まりません。
富があればいくらでも盛ることはできますが、さっぱりと洗練されたものはある程度時間をかけないと発現しないのかも。
展示会の大きなテーマのひとつがチューリップでした。
会場に並んだ「チューリップ用一輪挿し」、トルコ語には固有名詞があるようでした。彼の地におけるチューリップの存在の大きさが理解できます。
この日は混雑を避けて遅い時間に入ったので、閉館時間が近づくにつれ人がまばらに。
最後にもう一度見たいものをゆっくりと眺めて、美術館を後にしました。
肉眼で見えない部分が充実し過ぎているので、”つくり”に興味のある方は単眼鏡必携です。
おまけは2012年のドルマバフチェ宮殿の庭園。
3月半ばのチューリップはまだつぼみでしたが、寂しくならないように満開のヒヤシンスとパンジーが植えられた風景もまた、素敵なものでした。