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梅雨明けの日に

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閉館時間間際の庭園。

根津美術館で「はじめての古美術鑑賞 -漆の装飾と技法-」を見てきました。
縄文の漆塗り櫛から明治のもの、地域も一応日本、朝鮮半島と中国、東南アジアを網羅しています。

南宋時代の八角形はいいなあ、カラーグラデの鎗金もいいなあ・・・なんてぶらぶら見ていたら、出会いました!
「百草蒔絵薬箪笥」、飯塚桃葉作で阿波蜂須賀家に伝わった18世紀後半のもの。

これが出てきたら気分が高まって、薬を頂く前に治ってしまいそう。
百の薬草が描かれた蒔絵部分も楽しいですが、彫金の薬入れも見事。 小さなガラス瓶もかわいい。

これひとつでも、見に来た甲斐がありました。
暑さも何も吹き飛ぶ、モノとの出会いがあるととっても得した気分になります。