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清朝のガラス 展

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サントリー美術館の「清朝のガラス」展に出かけました。

展示品の中でいいなと思ったのは、MIHOミュージアムの紀元前のものと、ガレのコレクションだった瑪瑙の鼻煙壺。
古いものは迫力とロマンがありますし、天然素材はなんとも言えない奥ゆきがあります。

メインの清朝ガラスは、同時期の他の工芸品とは全く違う、キッチュな雰囲気。
玉を模したものも多いのですが、例えば同じ時代の玉の彫刻品とも、目指す方向が違っているような。。。

解説では、清朝ではガラスの儚さを生かした造形は歓迎されず、あくまで重厚感が重視されたとのこと。
多くのモノやそれに付随する情報が世界中を行き交う時代に、独特の価値観が存在することは、面白いと思いました。

写真は、清朝ガラスの中で唯一、心惹かれた乳白色とグリーンの二層ガラスによるもの。 フタは軟玉かしら。

鼻煙壺は蒔絵の小箱と同じ理由で好きな、手のひらサイズの工芸品です。
白とグリーンの組み合わせはこの季節、爽やかでいいですね。

夏の白に、グリーンのアイテムを何か取り入れたくなりました。
分量は少なめで・・・サンダルかベルトに、ジュエリーくらいで十分。