すっかり冬空の上野。
いつもお世話になっている方のお勧めで、「フランス人間国宝展」に出かけてきました。
フランスのMaitre d’Art(メトルダール=伝統工芸技術の最高技能者)の手による作品の展示会です。
展示作品がモノであることに閉じずに、人間とコミュニケーションしたがっているように見える、不思議な感覚を味わいました。 メトルダールは、人の暮らしを豊かにする進化を社会から期待されているようです。
伝統工芸つながりで・・・
ちょうどこの日に見ていたメールマガジンで、高級時計ブランドの展示会のお知らせがありました。
アルプスに製造拠点をおくブランドの、展示会のテーマは「Metiers d’Art」(メチエダール=美術手工芸)。
時計宝飾品業界では最高峰の素材に長らく変化がありません。そのため、緻密な手工芸による表現が求められているようです。
damascening(貴金属象嵌)やshakudo(赤銅)の技術が、まるで宝もののように記載されていました。
伝統工芸技術を繋いでゆくには、常にその時代に生きる人を誘惑しなくては・・・と思った一日。
「フランス人間国宝展」は東博の表慶館で26日までです。
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