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漆絵のこと

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気づいたら、気になっていた展示会のいくつかが、終了間近。
練馬区立美術館の 「漆の画家 太齋春夫展」へ出かけました。
戦前に特許をとったというモザイクや絵塗膜は、今となっては美的なものも含めあまり価値を感じられないのですが、
漆絵がとても良かったです。
どの絵を眺めても、風土と素材がしっくり調和した心地よさを感じます。
「東尋坊」や「南方の男」には特に惹かれました。
漆の性質上ついてまわるのが色系統の狭さですが、そこを足りないと感じさせない表現力。
むしろ漆ならではの質感の豊かさが味わい深く、見飽きることがありません。 漆絵はアジアの住まいに合うな、と思いました。
遠出になりましたが行って、見て、良かった。
写真は、間違って貼っちゃった画像ではありません。
練馬区立美術館前で、すっくと勇ましく看板を支えるクマです。
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こちらは帰りに撮った別の角度なのですが、この肩のあたりに癒やされるのは私だけ?