高円宮家の根付コレクションを見に、長野県須坂へ向かう道中。緑が濃い。
展示は田中本家博物館という江戸の豪商の館で。立派な屋敷跡。左側は全部、蔵です。
縦と横の線だけで構成される風景。
先日Liang Yi Museumで見た透かし彫りの屏風もそうですが、曖昧に空間を仕切る行為って面白い。
肝心の根付コレクションは、18-19世紀のものから現代のものまで幅広く、展示も見やすくてよかったです。
(「たばこと塩の博物館」では根付を膝の高さで見るという、罰ゲーム的な陳列でしたので・・・)
ルーペで見るような細密さ第一なものはたいてい「すごいねぇ」で終わってしまう。
おおらかな造形で物語をまとったものに惹かれます。
帰りにちらっと寄った善光寺の、夕方、ひっそりした蓮池。 もう日は短くなりはじめています。
そして参道のこの松の枝がすごかった!
田中本家の庭にも似た松があったのだけれど、どういう種なのかしら。あるいは人工的に?
時折ふく風が最高に気持ちの良い遠足でした。