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刺繍で世界一周

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文化学園服飾博物館の「世界の刺繍」展へ。
家庭で手近な素材を使い、時間と創意工夫が凝縮された刺繍。
世界じゅうの素晴らしい刺繍、人の暮らしに生きていた刺繍がたくさん見られます。
タイトルを夏休みバージョンに変えると「刺繍で世界一周してみよう!」(ちょっと韻も踏んでみた)みたいな感じ。
おそらく展示品を絞り込むのは大変だったと思います。 見る機会の少ない、西欧以外の刺繍衣服がたくさんあり、見どころ満載でした。
ジョージアやルーマニアなど黒海沿岸の刺繍が、東南アジアの刺繍と似ている不思議。
生活環境のスケールの大きさを思わせる、アフリカの大胆なモチーフ。
洗練されたミンダナオの上着。
宋代の貴重な刺繍も見られます。 説明には殷の時代から刺繍による装飾がされていたとありましたが、殷の時代は紀元前17世紀から紀元前11世紀のあたり・・・いったいどんな針を使っていたのでしょうか。
展示は9月8日まで。 お勧めです!