ハンブルグバレエの来日公演、「リリオム」の日本初日。
舞台を見た後で調べたところによると、原作はハンガリーの戯曲で、米国ではミュージカル化やら映画化やら既にされているそう。 このバレエ作品は初演2011年の、ノイマイヤー作品です。
現在の社会で 「目を覚ましなさい!それは愛ではありません!」 ということになっている人間関係を描いているのですが、仮に愛じゃないとしても人間の強い絆であることには違いなく、観客は感動して何かに共感している様子でした。
ジュリー役はコジョカル、彼女以外のダンサーが踊って舞台が成り立つのか心配になるほど、素晴らしいはまり役!
演出はミュージカル的に音楽の存在感が大きく、ラストはミシェル・ルグランの楽曲と、舞台上のビッグバンドと、アリーナ・コジョカルの三者による涙腺攻撃、客席からはすすり泣きの声があちこちから聞こえました。
すすり泣かされた上、帰宅して寝付くまであのメロディーラインが頭から離れなかった方も多かったのでは。
私もです。 ルグラン恐るべし・・・