菊池智美術館で、第6回目の現代陶芸公募展を見てきました。
二年前にもそう書いた気がしますが、この展覧会は「あぁつまんなかった」ということが一度もないです。
毎回、きっちり楽しめます。
大賞の作品は、写真で見るよりずっとゆたかなフォルムで、良いほうに完全に裏切られました。
いろんな角度から見て、楽しめます。というか裏も見たいので回ってほしい!
大賞作品の写真を見て、実は今回行くかどうか迷ったのですが、ちゃんと目で確かめてよかったです。
最近、ここにメモ的に書き残したことが、誰かの役に立つことが判明したので、今回好きだなと思った作品からふたつ。
両方白一色です。
張 蕙敏さんの「種の器」は、空気を小さく内包した種たちが可愛くて好き。つやっつやのグレイズドな質感が、流行のオーガニックテイストに寄るのを妨げていてそこもまた好き。
須藤訓史さんの「雪」は、白の陰影がバランスよく味わえて、すごくセンスのいい人が作った洋菓子みたいな感じ。美味しい。
展覧会は3月21日(月・祝)まで。
都心の静かな場所でゆっくりした時間を過ごせます。お勧めです。