素材はマテリアルでしかありませんが、素材感の調和は薫りに近いと思う、この頃。
何か形のない、特別な印象を記憶に残すような気がします。
先日、銀座もとじさんでお会いしたお客様のコーディネート。
以前お求めくださったアテナリの帯留は、虹色に輝く貝に銀蒔絵の青海波模様が入ったもの。
涼感のある帯締、自然布の帯とともに、なんともいえない清々しい印象がいつまでも残っています。
“Une femme sans parfum est une femme sans avenir.” -Coco Chanel
この名言の本質を読んだら、parfumとは必ずしも香水のことではないのかも知れません。