東京芸術大学大学美術館の、「ヘレン・シャルフベック」展を見てきました。
突然の酷暑がやってきた東京。
少し日が傾くのを待とうかな、そうしたら会場も空くかもしれないし、と思って遅めに出かけたのですが、
同じことを考える人が多かったらしく(残念!)、わりと混み合っていました。
自画像も含めた肖像画、人物画が多かったのですが、私のお気に入りは「扉」と「パン屋」。
暗い石造りの外(こちら側)と、明るい光や熱のこもる内(あちら側)のコントラストが面白くて。
こちら側は薄暗くひんやりしていて、画布の一部にちらりと描かれるだけのあちら側は、エネルギーが膨張するよう。
でもこちら側とあちら側の境界ははっきりしていて、光は暗いスペースを照らすわけでもなく、逆も当然なく、融け合うことは絶対にない感じ。
あと「白いスウィートピー」も結構好き。これきっと、若いうちは描けないな、と思う。
会期は2015年7月26日までです。
今回、私が展示会に行くきっかけを下さったのは、銀座もとじさんでいつもお世話になっているお客さま。
ありがとうございます!