ワイズマン監督の「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」を見てきました。
初日で、映画館は満席。
ドキュメンタリー映画ですので淡々と、美術館に納まる人と関わる人が映しだされます。
全編を通して感じたのは、絵画の力というよりもそれを読み”説く”オーラルコミュニケーションの力。
解説する人によって、平面の絵画に、動きが生まれドラマが生まれ、見る人にとっての意味が生まれます。
それは見ていてちょっと感動的。
絵画が、時をこえて人と人をつなぐツールにも見えてきます。
邦題にある”至宝”が何かを指しているとしたら、絵画のことではなくて、人のことだなあと思いながら見ていました。
話すことを仕事の一部としている人には、お勧めの映画です。
そして映画は3時間。長いです。多分2時間を過ぎたあたりから、座っているのに疲れてきました。
家でゆっくり、楽な椅子で、おいしいお茶でもいただきながら見るのもいいかも、と思います。
そうそう、映画の最後にエドワード・ワトソンとリァン・ベンジャミンのダンスがありますので、ダンスのお好きな方はぜひ最後まで!