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須賀敦子の世界展

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美しい秋の一日。
楽しみにしていた「須賀敦子の世界展」を見に行きました。
ずっと昔、テキストにもモードやスタイルがあるのだということを教えてくれたイタリア文学者で作家です。
そして私はそのスタイルが大好き。
書く本人がスタイルを持っていることは大前提ですが、緻密な校正でチューニングしていることが分かる、原形を留めないほど直しの入った原稿。
私にとっても懐かしい、阪神間のこと、東京のある地域のこと。
ガラスケースの中からあふれんばかりの知の集積の断片。
そして、展示最後の愛用品の中に見つけた、素敵過ぎる腕時計と帯。
やっぱり特別な人だとあらためて思いました。
神奈川近代文学館は”港の見える丘公園”の中にあり、今は秋のバラもきれいで、清々しい午前の早い時間がお勧めです。
帰る頃、11時ごろにはもう空気が変わり、別の景色になっていました。