地下入り口から妙に混み合う横浜そごう。
何事かと思ったら、バレンタインデー直前なのでした。
チョコレート催事場へと向かう人満載のエスカレーターを、途中の6階で降りて。
『黒田辰秋の世界』展をそごう美術館で見てきました。
ひとつひとつ、作品を見ていくうちに、何だか説明のつかない幸せな感じに満たされます。
工芸品はその意匠の素晴らしさや技術の高さに唸ることはありますが、それとは全く違う感じ。
その人そのものが作品に形を変えて遺っている、そんな感じのものばかり。
私の定義ではこの人は本物のアーティスト。
すっかり満足して展示室を出たところで、図録と一緒に志村ふくみさんの『一色一生』を購入。
しごとを生きる人が言葉を操ると、言葉もやっぱり生きていて、本当に面白いです。
それでまた満足。
いい一日でした。
『黒田辰秋の世界』展は、横浜そごうで3月10日まで。お勧めです。