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藍と水、自然の作用で超えること

銀座もとじさんで行われた福本潮子さんのぎゃらりートークにお誘いいただき、出かけました。
作家の飾らない言葉はもうひとつの貴重な作品。
特に作る人にとっては、一生の宝になったり、します。
その方が経験を通して確信した、物事の本質なので、何より確かなのです。
前回か前々回の個展のときには少しお話できる時間があり、その時の言葉のひとつは、私にとって多分一生もの。
今日もいろいろありました。
完璧に計算して、準備しておくこと。
それに自然の力が作用することで、人間が予定したレヴェルを軽く遥かに超えてしまうことがある。
材料は良い物を使うこと。素材が中途半端だといくら手をかけてもそこそこにしかならず、材料と手間の両方が無駄遣いになる。
スライドで見せていただいた工房の写真は、水にあふれる印象。
実際に流水で進める作業も多く、上水道の水は夏特に質が悪いので、浄水して使っておられるとか。
夏場の、琵琶湖水系の質の悪いのはよく知っています。
六甲山のふもとですら、蛇口をひねって出てくるのは六甲のおいしい水などではなく、琵琶湖から淀川を通ってきた水。
「六甲のおいしい水」は買って飲むものでした。