この1月で表参道にある江戸小紋専門店、染一会さんがオープン5周年を迎えられます。
本当におめでとうございます!
このブログでも何度かご紹介していますが、店主の野村さんは伊勢出身。
故郷に伝わる伊勢型紙の伝承には、本物の型紙を使って染められた小紋を実際に着てもらわなければと、おひとりで江戸小紋専門店をスタートされました。
400柄以上という博物館級の豊富な見本があって、しかもそれがすべて、好きな色で試し染めした上で着物に誂えられるという、画期的なシステムです。
簡単な方向へ流されず「こうありたい」という信念のある野村さんは私の人生の先輩でもあり、ATENARIが和装用のアクセサリーを始めた頃から、長くお付き合いいただいています。
今日は5周年記念の新作羽織地に色合わせした羽織紐をお届けして来ました。
脇の小さな金具でなくフロントのボタンで付け外しができます。モダンで気楽で、ありがちな感じのしない、まったく新しいタイプの羽織紐です。
こちらのボタンはさりげない存在ですが、実は夜光貝という虹色に輝く貝で作られています。
長く宝石として扱われてきたこの貝、正倉院に納められている奈良時代の宝物にも見られる美しい素材です。
ぜひ実物をお手にとってご覧ください。商品についてのご質問は染一会さんまで!