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アフリカの染織 展

文化学園服飾博物館にて。
毎日見ている(しつこいようですが文字通り、眺めているだけです)TV5Mondeのニュース番組では、アフリカのニュースがよく取り上げられます。
そのときに映る、一般市民の女性の着ているプリント柄に、時々唸るほど素敵なのがあって、アフリカンプリントは興味のあるテーマでした。
お盆休みに入ったばかりの土曜日は、いつもにも増して静かな館内。
我々と、他に2組がいるだけで、ゆっくり見ることができて快適でした。
現代のものではプリントももちろんありますが、展示品は他にも絞りあり、絣あり、型染めあり、ラフィア布あり、とバラエティに富んでいます。
ブルキナファソの手描きの布がかなり素敵で、20世紀前半パリのアート作品のインスピレーション源のひとつなのでは(というか、ネタ元見ちゃったみたいな感じ)と調べてみたら、やはり19世紀末からフランスの保護領でした。 当時ヨーロッパにとって、アフリカ大陸にはいろいろな発見があったと言われていますが、その分かりやすい一例をみた気がしました。
とにかく新鮮なことがたくさんあります。
赤は喪の色、とか、広幅の布を裁って服を作るのではなく細幅の布をつないで作っていく、とか。
ある地域では、「織る」行為自体が神聖視されるとか、織機に携われるのは男性だけ、とか。
銀のアクセサリー類も面白く、三日月型のピンなんて、どうやって留まっているのか不思議なのですが定番の仕様のよう。
模型でも作って検証してみたい気になります。