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クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち

先月の『ミッドナイト・イン・パリ』で予告編を見て、パリ続きで見に行こうと思ったタイトルの映画。
振付家のフィリップ・ドゥクフレがパリのキャバレー「クレイジーホース」に新しいステージを作る過程のドキュメンタリーです。
描写は淡々と進みますが、途中、火星人風のアートディレクター、アリさんが、ステージの女性たちについて語るところは見どころです。
名の通ったキャバレーにオーディションに来る女性たち(ひとり男性もいましたが!)は、意外とナチュラルでした。
これがニューヨークだったら、恐ろしく人工的なプロポーションやプロっぽい振る舞いなのではないかと、ふと思ったり。
いい意味でパリらしさを感じる映画です。
見終わって、しかし少し物足りなさが残り、たまたま書店で見つけた石井好子さんの昔のエッセイ本を3冊入手。
ショウビジネスの裏側の悲喜こもごもをこちらの本で補完して、イメージがより立体的になりました。