タイトルの展示会と、特別講演会「アジアの装身具ものがたり~銀の造形美~」をセットで。
展示会は日本宝飾クラフト学院の協力、講演は学院理事長の露木宏氏のお話でした。
日本の装身具の立ち位置やこれからの可能性を探るために、アジア全域の装身具を研究しておられるという露木氏。
研究家らしい情熱(興味の深いテーマになると話が止まらない!)と、理事長というお立場らしい律儀さ(何度も残り時間を確認!)がないまぜになった、とても楽しい講演会でした。
展示会では、6つに分けられたアジアの、それぞれの地域の銀の装身具を見ることができます。
装身具は、一見なくても良いもののように思えても、その歴史は、ほぼヒトの歴史と同じくらい古いものです。
太古から数限りなく作られてきたもののうち、アジアの銀細工だけでもこれだけのバリエーションがあることに、人が何かで身を飾ることの深い深い動機を見せつけられる展示会と講演会でした。
京橋のLIXILギャラリーで8月22日まで。