美術家であり建築家であったジョルジョ・ヴァザーリによる、ウフィッツィ建築の仕事を紹介する展示です。
展示の中心はウフィッツィ宮殿とピッティ宮殿を結ぶ”ヴァザーリの空廊”。
ごみごみした街並みや、暴れん坊のアルノ川を超えて、メディチ家の2つの本拠地を空中で結ぶ有名な建築です。
展示内容から感じるのは、古い建築物を修理しながら使うことの大変さ。
そして、1999年にコンペで選ばれた磯崎新氏設計のウフィッツィ美術館改修工事が、2011年の現在も着手されていないことを初めて知りました。
市民の反対もあるでしょうし、調査のために地面を掘ったらいろいろ出てきそうな場所ですですもの。驚きではありませんが、進まないのはこの工事だけではなさそうです。
これは、東大建築学部による、イタリア文化会館入り口のプレゼンテーション。
シュレッダーにかけられた紙ゴミで出来た、素材・・・離れてみるとニット生地みたい。
同展はイタリア文化会館にて10月12日まで。