メトロポリタンミュージアムのアレクサンダーマックイーンの展示会が、会期を残すところあと1週間ほど。
ニューヨークと全く縁のない私は何かのついでということもなく、Amazonでブックを注文しました。
素敵。美しい。表紙も面白い効果で、視界に入っただけでドキッとします。
メトロポリタンミュージアムのサイトでは展示会のさわりを見ることができます。
人気のため延長された会期も、いよいよラストウィークということで夜中まで延長して開場しているとか。
アレクサンダーマックィーン、私にはどちらかというとコレクションの過激な面ばかりが目についていたのですが、「おっ」と思ったのは、シルヴィ・ギエムのDVD『sylvie guillem ON THE EDGE』で、新作 『eonnagata』の コスチューム製作の場面。
ダンサーがまとった布にじかにはさみを入れ、ピンをうち、職人的に淡々と仕事をする様子にとても好感を持ったのでした。
そして遺作となった、クラシックな、数少ないコレクションには、なんとなく切なくなったのを覚えています。製作中にすでに、現世を離れていたような、そんな佇まいで。