昨日、享年87歳で亡くなったローラン・プティ。
TG1でもTV5MONDEでも、ニュースになっていました。
いいお爺ちゃんの風貌になってますます自由で元気いっぱいのイメージがあったので、なんとなく寂しい気分。
この人の描くファム・ファタールは絶品、この人はそれについて絶対何かを知っているはず、と思わせます。
再演が重ねられている作品は数多いですが、これからも長く受け継がれて欲しいです。
最後にプティ作品を全幕で観たのは、2007年9月のミラノ・スカラ座。
今となっては貴重な、アレッサンドラ・フェリの「こうもり」でした。
ちなみに今日初めて知りましたが、日本ではバレエシューズで有名になったrepetto、バレエ用品のブランドですが、これは彼がイタリア人の母に勧めて創業させたのだそうですね。
レペットの広告用写真のモデルに起用されたマリーアニエス・ジロ、彼女もやはりプティの描くファム・ファタールの一人、『若者と死』の”若い女”が当たり役です。