あっという間に、なんと1月が終わりかけています・・・た、大変!
インフルエンザやら何やらで、吹き飛ぶように過ぎようとしている1月。
とはいえ観るものは観ないとね。
日本橋三越の新館7Fギャラリーで薩摩焼を見てきました。
存命の15代目まで脈々と続く、朝鮮半島から鹿児島へ渡った(連れて来られた?)陶工のファミリーの作品史です。
バニラアイスクリームのような白地にこれ以上ないくらい繊細な錦絵。
そんな薩摩焼のイメージを持っていましたが、今回は素晴らしい「彫り」の技術だけで仕上げられた白磁のものに惹かれました。
日本の高度成長期にちょうどあたった14代目の展示作品に良いものがないのは面白いことです。
15代目の作品は6Fで販売もされていて、彫り紋様の香炉のシリーズが素敵。あくまで伝統のセオリーに則ったデザインなのですが、ちょっとしたところに現代の感覚がみられる、モダンな作品です。
展示スペースを一歩出ると、テキトーなつくりの(失礼!)魯山人の器が冗談みたいな値付で。
パートナーとは「これ買うんだったら香炉4つ買うよね」と笑ってしまいました。