シネフィル・イマジカで録画して(もらって)あった、「ナポレオン エピソード1」と「ナポレオン エピソード2」を観ました。
2時間×2編で、テレビ用に作られた映画だと思います。
ジョン・マルコヴィッチ、ジェラール・ドパルデュー、アヌーク・エメ、イザベラ・ロッセリーニなど、超豪華キャスト。
監督がカナダ人だからか英語映画、このことに最初のうちは違和感をおぼえますが、名優の演技のお陰ですぐに忘れます。
中でも政略家タレーラン役のジョン・マルコヴィッチが最高にいい味出してます!
ナポレオンを中心に、有名なエピソードを織り込みながら、ストーリーは進みます。
戦場のシーンを見ていて思ったのですが、この時代の戦闘は1500年以上時代をさかのぼる三国志の時代の中国と大して変わっていないんですね。弓矢が銃になったくらいで。両者、1発ずつしか撃てないことには変わりないですし。
また、分かりやすく見せる演出の一部として、各国の軍服デザインの違いが面白かったです。
白パンのフランス、ロングコートのロシア(格好良いのだこれが!)、タータン柄キルトスカートのイギリスと、それぞれに。
女性たちの着ている、この頃流行のエンパイアスタイルのドレスも優雅で綺麗でしたが、印象に残ったのは多彩なミリタリー・スタイルのほうでした。