暑い中、西洋美術館の常設展示室にリトグラフの諷刺画を見に行きました。
諷刺のターゲットは主に王や政治家で、名前を終わりまで書かずにいたり、特定の暗喩(王は、その体型から洋梨に!)を使ったり。
作者はぎりぎり合法のつもりでも・・・追いかけてくる検閲に、罰金の嵐。
それが理由で、この諷刺画を掲載した『カリカチュール』誌はわずか5年で廃刊になったとか。
出掛けるときには(暑さで)どうなることかと思いましたが、乾いたタッチのリトグラフをまとめて観るのに適した季節があるとすれば、夏の、空調の効いた部屋なのかもしれません。
しかし彼の風刺版画を1700枚も所蔵しているという西洋美術館。一体何がそんなに気に入ったのでしょう。謎です。
こちらはサルスベリ。
最近満開の木をよく見かけます。夏の花だったのですね。
少し調べたら熱帯から亜熱帯にかけて生息する種だとか。やはり日本は亜熱帯でした。