子供のころ、8月に入ると若干の寂寥感がありました。
7月はプレ夏休み、彼方遠くまで広がる夏休みをどうしてやろうかと、余裕の構え。
8月のカレンダーにかわると、8月31日が視野に入ってきて、来るべき夏休み最終日がちらちらし始める。
そんな微妙な8月1日。
さて。
誕生日に『エトワール・ガラ』をプレゼントしてもらいました。
前半、リアブコとアッツォーニのペアがあまりに素晴らしく、脳内MAPのルグリ&ルディエールのペアの隣にコマを進めていた休憩時間。
客席になんとルディエールの姿が。
開演前に異常にテンションの高いそわそわした観客が目につき、相当有名な人でもいるのかしらと思っていたら、そういうことでした。
後半は『三銃士』、朝のテレビの人形劇(けっこう好き)から三銃士づいた一日です。
イリ・ブベニチェクおよびアレクサンドル・リアブコの無駄遣いをした(笑)演目、この演目をまた見ることがあるかどうかは微妙ですが、この豪華キャストで見れるのは最初で最後という意味で、大変な価値があったかも!
そして主役はマチアス・エイマンの脚でした。見とれます。
久しぶりのガラプログラムでしたが、どこまでも完成度を高めるダンサー、若くして伸び悩むダンサー。その対比がはっきりと際だつ3時間でした。
辿り着くところって、当人の中にしかないのですね。
終演後は渋谷を脱出して、良い感じに時間を重ねたビストロへ。ここでも3時間かけてゆっくりと。
素敵な一日をありがとうございました。
ところで、無性にミレディの最期のなりゆきを確認したくなりました。
デュマの三銃士は、子供のころ子供向けの本を読んだきり。原作を読んでみます。