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アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち

映画でしか見たことのない、ブエノスアイレス。
私は行くことがあるのかな、南米。
一生、ぼんやりと憧れ続け、実際に行くことは多分ないでしょう。
カルロス・サウラの映画『TANGO』で冒頭に流れる、夕焼けのportenoの風景も忘れられないけれど、それと同じくらい、今回の映画で度々出てくる彩度の低いかさついたような街並みも印象的。錆びついた港の船も寂しさを誘います。
それに比べ、コロン劇場が立派なこと!その立派さは世界3大劇場のひとつ、とされることもあるらしいです。支える富裕層がきちんとあるのですね。
さて主役のマエストロたち、見た目は普通のおじいさんおばあさん方ですが、一度音楽に入るとさすがの貫禄。
見終わって感じたのは「簡単な使い捨ては良くない。使えるものは大事に使おう。」
見ている間に徐々にそういう考えが頭の中にまとまってきました。そんな映画。(ってどんな?)
しかしタンゴを踊る女性の膝の関節っていったいどうなっているんだろう。上半身は固定で、しかも足元はピンヒール。