パリ祭っていう呼び名は日本オリジナルだそうですが。
18世紀を起源とする、7月14日の建国記念日のお祭りの、パレードをTV5MONDEで見る機会がありました。
次々にシャンゼリゼ通りをパレードするのは、国防や海外派遣に携わる無数の部隊。それぞれに制服があり、役割があり(ひとつひとつ解説されていましたがもちろんヒアリングできず)、多くは独自の紋章も。
最後はパラシュート部隊が上空のヘリコプターから降下、まあどうやってというほど正確に、見事に広場に着陸。
そりゃそうです、実戦のときにどこに落ちるか分からないようでは。
貴賓席(?)には大統領夫人カルラ・ブルーニ・サルコジも。
曇天にはちょっと暗すぎの色でしたが、ミッドナイトブルーの極くシンプルなドレス。
この人はよく自分の見せ方を知っている人。モデル時代からずっと、カジュアルな清潔感が持ち味です。
ところで延々と繰り広げられるパレードを見ながら感じたこと。
国を維持している組織を目に見える形で、広く一般の人に知って貰うのはよいことだな、と思いました。
キメるところでピシっとキメる、形式はけっこう大事。
だって誰にとっても、知らないものは存在しないもの。存在しないものをリスペクトするのは不可能です。
パレードの最中はずっとブラスバンドによる行進曲が流れていました。
見終わってからもほぼ一日中頭の中にあらゆる行進曲が鳴り響き、なかなか威勢のよい一日でした。