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ハンス・コパー展

人が少なくて小規模で好きなミュージアム。
ナショナル…じゃなかった、パナソニック電工汐留ミュージアム。
企画展がルオー関連ばかりなのでしばらくパスしていたのですが、今回久しぶりに訪れました。
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展示会場では、陶器を中心に、ドローイングや外壁材なども見ることが出来ます。
彼はルーシー・リーの工房でのボタン作りから、陶工としてのキャリアをスタートさせました。
独立する頃以降の主流は、東洋陶磁でいうところの「扁壺(へんこ)」。
ろくろで成形したものをふたつ被せ合わせた、胴の扁平な壺。それが彼のスタイルです。
そしてちょっとふくらませたり、大きくしたり小さくしたり、尖らせたり丸めたりと、飽きもせず(失礼!)追求を続けます。
色の変化すらほとんどありません。
入念につくられた、でもすごく自然な、テクスチャで見せるタイプです。すごく好み。
皆が行くので(笑)結局行かなかったルーシー・リー展、彼女の作品も最後に展示されていました。
私はハンス・コパーの追求型でマニアックな作品群が好みかも。
それはそうと、隣の建物にあたる鉄道歴史展示室。
その窓の鉄柵が、ふと見上げるとトウモロコシモチーフ。
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何か意味ありげなんですけど、何でしょう。謎です。