梅は満開の樹を時々見かけるようになりましたが、桜はさすがにまだですね。
桜柄の着物は、憧れの的。
粋に着ることの出来る期間がほんの2ヶ月ほど。贅沢なものなのです。
差し色や小物でさりげなく、桜を取り入れるのもお洒落です。
桜三姉妹、と名づけたかんざし3点です。
谷崎潤一郎の「細雪」を何となく思いうかべながらデザインしました。
本当は4人姉妹ですけど、阪神間の舞台では、3人の姉妹の描写がメイン。
冒頭の華やかなシーン、知人宅で行われる音楽会に、三姉妹が色とりどりの装いで支度する場面。印象的です。
三姉妹はそれぞれ違う雰囲気を持っていますから、ぜひぴったりのものをお選び下さい。
こちらのかんざしは、銀座もとじさんのWebshopでお求めいただけます。
桜つながりでご紹介しますと、表参道の染一会さんにお作りした、「恋呼ぶ桜」と名づけられた帯留めがあります。
桜柄の本物の伊勢型紙をぷるんとした透明な樹脂のカボションにとじこめた、世界にひとつのユニークなお品。
こちらは桜の季節以外は、ぜひ撫子としてご愛用ください(笑)。
楚々として、平安時代の貴族にも愛でられた、長く愛される花です。