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歌舞伎

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初めての歌舞伎座。今年は新年から初めてづくしでございます。
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演目は4つ、それぞれ違う趣で全く飽きることなく楽しめました。
特に「娘道成寺」が素晴らしかった。中村勘三郎さんです。
扇を持てば扇の先端にまで神経が通っているような繊細な動き、鞨鼓を打てば正確に、そして1時間もの長丁場少しも隙のない踊り。
これを踊りきれるだけの体力、集中力がすごいです。
まばたきするのも忘れて見入ってしまい、途中でイヤホンガイドも邪魔になって外してしまいました。
一旦踊りが始まれば、観る人は違う世界へ誘われます。
でも踊りのおぼつかない瞬間があれば、観ている人はその一瞬で現実の世界に引き戻されてしまいます。
バレエも同じですが、最後まで醒めない夢を見せてくれるダンサーはそんなに多くありません。
日本舞踊の会で毎度見かける超メジャーな演目ですが、このレヴェルの舞台を見られて本当によかった、と思いました。
良いものをみることが、自分の中のものさしをリニューアルします。
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昭和20年代の内装。切り取るとなぜかちょっとアールデコ。
次は新しく生まれ変わった歌舞伎座でまた、楽しみたいと思います。