森アーツセンターギャラリー。
久しぶりの六本木ヒルズはクリスマスムード?わりと人出がありました。
the spirit of beauty、と名づけられたヴァンクリーフ&アーペルの展示会。
ジュエリーを覆う透明アクリルには少々いらいらさせられますが、見応えがあります。
20年代の、贅沢品として贅沢に作られたジュエリーが素敵です。
30年代以降はおそらくオーダーする顧客が変わったのでしょうか、大あじなものが多く、それらとの比較が出来て興味深いです。
そしてパピヨンシリーズはもちろん素晴らしい。
小さな面積にこれだけ多彩な装飾表現を可能にする技術は、蒔絵くらいしかないのではないかと思います。
近年の作品はダイヤモンドのものが多いです。
20年代のダイヤモンドジュエリーと違う点は、オーダーする人物や作り手の存在感が消えていること。ダイヤのカットの精度が上がり、文句のつけようもなく綺麗ですが、人が装う喜びとは少し距離がある感じがします。