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秋の房総半島。
きれいな外海、強い陽光に満ちた音のない風景を堪能しました。
フェリー、列車、バス、と乗り物好きな我々にも少々強行軍ではあったものの、自分地図が少し広がった一日でした。
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存続自体が(たぶん)危ぶまれている東京湾フェリーですが、海路ならではの面白さがあります。
航行量の多い海域で、目の前に小さな漁船や大きなコンテナタンカーが行き来する中、前進するのはちょっとスリリング。そして、千葉側の金谷港に入港するときの操縦(?)は、神業でした。職人技はモノをつくるだけじゃなく、こんなところにもあります。
小さな停泊スペースに、頭からつっこみ、ほどよい場所で180℃回転して(ぎりぎり回転できるスペースしかない!)すっぽり納まる。
イタリアの都市で時折見られる、縦列駐車ショウに似て、思わず「ブラーヴォー!」と言いたくなります。これだけで客が呼べるんじゃないかと思うんですけど、どうでしょう。一応私たちプラス、おじさんが1名感動していました。
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ひたすら、海岸線を列車で走ります。
この風景を意識して選んだ須賀敦子さんの『トリエステの坂道』を読みつつ。
途中の停車駅では偶然、すごい規模のお祭りに遭遇しました。
若い人がお祭りに参加しているのを見ると、ちょっと安堵するような気持ちになるのはいつものこと。
そして武士に扮装した森田知事を発見。パブリックコミュニケーションお疲れさまです。
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ガタピシいう、これまた存続危ぶまれるローカル鉄道。
こうやって撮った写真を後からみると、どこかしらちゃんと、初秋の風景。
たまにはいつもの居場所を離れてみるのもいいです。