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待ち時間に

仕事中、ふと発生した待ち時間。
ラウンドに近いオーバル形の翡翠を留めるのに手間取っている様子。
雨がぱらついているし、遠くには行きたくない。
場所は御徒町、周りには民家や小さな工房ばかりで、時間を過ごせるような場所は何もなさそう。
・・・と思ったら、アリマシタ。
いつも急ぎ足でこの界隈を歩くとき、横目でちらりと見ながら通り過ぎていたワイン専門店。
いい機会だと思い、入ってみました。
奥のカウンターには小さな黒板があり、銘柄が3種類書かれています。試飲できるようです。
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カヴァのロゼを少し頂きながら、ショップの方といろいろお話。
店内に並んでいるボトルの、銘柄表記のところに生産国の国旗が描かれているのですが、ひとつ見慣れない国旗が。
白に赤の十字・・・スイスでもなければ赤十字な訳ないし、と思って伺ったら、イングランド国旗でした。
気候が温暖になってフランスの畑でぶどう栽培に不向きなところが増えたため、イングランド南部に農地を買う流れがあるそうです。
店内に並んでいたボトルは、ロンドンのさらに南の地域で作られた、スパークリング。
シャンパーニュと同じ製法だそうですが、もちろんシャンパーニュとは呼べないのでラベルには”METHOD TRADITIONAL”とだけ遠慮がちに表記されていました。
今回は単一品種のものでいくつかお勧めいただき、珍しい品種のスペインの赤を一本頂くことに。
ちょっと充実した、待ち時間でした。
Wine Stylesの田中さん、おつきあい頂きありがとうございました。